宅建の過去問は何年分やるべき?合格者が教える勉強法とおすすめ問題集【2025年版】

kakomon 宅建士

「過去問って、どれくらいやればいいの?」

宅建を独学で目指す人にとって、必ずと言っていいほど出てくる疑問が「過去問って何年分やればいいの?」というもの。

私自身、勉強を始めたころはこの疑問に悩まされていました。SNSやYouTubeでは「10年分やった方がいい!」とか「直近3年で充分」なんて声もあって、混乱するばかりでした。

でも結論から言うと、宅建の過去問は「5年分+α」がベスト
なぜなら、宅建試験には「過去問の焼き直し」が数多く含まれており、出題傾向をつかむにはこの程度がちょうどよいのです。

本記事では、その理由をわかりやすく解説しながら、忙しい社会人が最短距離で合格するための過去問活用法とおすすめ問題集をご紹介します。

過去問は宅建試験対策の「核」

独学者にとって、過去問はただの演習問題ではありません。

むしろ、過去問こそが最も信頼できる教科書
宅建試験は出題形式が毎年よく似ており、過去の問題を分析することで頻出論点がはっきり見えてきます。

実際に出題傾向が繰り返されている例

  • 権利関係の「時効」問題
  • 宅建業法の「媒介契約」や「報酬」関連
  • 法令上の制限の「都市計画法」など

これらは、表現を変えて何度も出題されています。
つまり、過去問をやり込むことは“合格点を取るための地図”を手に入れることなんです。

何年分やればいい?合格者の視点からズバリ回答

結論:直近5年+出題頻度の高い過去問でOK

過去10年分やるに越したことはありませんが、社会人には時間が限られています
そのため「やる範囲を絞ること」が逆に合格への近道になるのです。

私のおすすめは以下の3ステップ

  • 直近5年(2020〜2024)を最優先で演習
    → 最新の出題傾向と法改正に対応
  • 正答率が低い問題だけをピックアップして再演習
  • 分野別で頻出テーマのみ過去10年分を補強

過去問をやるタイミング

  • 最初の1ヶ月:テキスト中心(インプット)
  • 2〜5ヶ月目:過去問中心(アウトプット)
  • 6ヶ月目:模試形式で実戦トレーニング

おすすめの宅建過去問集【独学者向け】

ここでは、私が実際に使って「これは役立った」と感じた過去問集を厳選してご紹介します。過去問や問題集はこの3冊で合格できます。

みんなが欲しかった! 宅建士の論点別過去問題集 2025年度 [宅地建物取引士 分野別3分冊+本試験論点別] (みんなが欲しかった!宅建士シリーズ)

本書は、『宅建士の教科書』に準拠した受験対策用の問題集です。
これまでの過去問から、「解いておきたい問題」約300問を厳選して収録しました。

【本書の特長】
・はじめに各チャプターの全体像をチェック
各科目のはじめに、その科目で学習する論点、問題数、目標点をまとめました。
はじめに論点の全体像をつかむことによって、学習効果がグンと高まります。

・徹底的に問題を解こう
論点別に収載された過去問を解いて知識の確認・整理をしましょう。
問題と解説を見開きで展開。付属の赤シートを使うことで、抜群の学習効率を実現できます。
分からなかった問題は『教科書』に戻って復習することで、知識の穴を作らずに学習を進めることができます。

・「ちょっと確認!」で手軽に知識をチェック
解説部分に知識のポイントをコンパクトに掲載。問題の周辺知識を手軽に確認できます。

・「プラスワン」で知識を補充
応用的な知識や試験対策に必要な知識をまとめました。しっかり確認することで確実な実力アップにつながります。

・「これはどう?」「Step Up」で解答力をアップ!
いま解いた問題について、別の角度から出題したり、やや応用的な内容を出題したりしています。
いろいろな出題に慣れるとともに、周辺知識の確認にも役立ちます。

・マスターすべき問題がひと目でわかる
各問題に難易度をつけました。まずはじめに取り組むべき問題、マスターすべき問題がひと目でわかります。

・分野別に3分冊に分けられる
『教科書』と同様、分野別に3分冊に分けられるます。持ち運びにも普段の学習にも大変便利なつくりです。

・最新の本試験もチェックできる
最新(令和6年度)の本試験&解答解説がダウンロードページから入手できます。
さらに試験の解き方やポイントなどの講義動画を無料でご覧いただくことができます。

宅建士 出るとこ10分ドリル〈2025年版〉

ドリル1 穴埋め
空欄になっている用語を実際に書いてみると定着度がちがう!

ドリル2 間違い探し
注意深く間違いを探して,直して知識を定着させます。
ドリル3 過去問と他資格試験問題等
理由付けをしながら過去問にチャレンジ!

ただ過去問の〇×を判断するだけでは本番で戦える力がつきません!宅建試験の難化傾向に合わせ、2司法試験や司法書士試験等の他資格試験問題・オリジナル問題も掲載。

法的思考力を養えます。

本試験をあてるTAC直前予想模試 宅建士 2024年度版【宅地建物取引士 予想模試5回分+最新本試験6回分(ダウンロード版)!オリジナル問題は難易度を3段階に設定】

予想模試5回分+最新本試験6回分(ダウンロード版)
充実の巻頭特集では最新法改正&統計もしっかりご案内!

TACで長年、受験指導を行い、
宅建士試験を知り尽くした講師陣が総力を結集。
予想模試5回分+最新本試験6回分(ダウンロード版)で、
今年も『あてる宅建士』が、合格をめざすみなさんを力いっぱい後押しします!!

【2024年度版『あてる宅建士』はここがちがう!】
段階的にレベル構成した予想模試で
「出題予想論点」を学習しながら「今の実力」がチェックできます!

《過去問厳選予想模試》
選りすぐりの過去問で基本論点を確認!

《オリジナル予想模試》
~~オリジナル問題は難易度を3段階に設定~~
●第1、2回
初見の問題で頻出・重要論点の理解度を確認!
●第3回
標準的な問題で現在の得点力を確認!
●第4回
周辺知識なども含んだ問題で、初出問題への対応力も確認!

【本書の内容】
◆《厳選過去問》《オリジナル問題》による2種類の予想模試を全5回分収録
すべてが出題予想論点、しかも段階的にステップアップできるレベル構成。
出題可能性が高い論点の把握&現在の実力判定&得点力UPが、
この1冊ですべて可能です。

時間がない人のための過去問演習術

分野別にやると効果的
いきなり年度別で取り組むと、理解がバラバラになって効率が悪いです。
まずは「宅建業法」「権利関係」「法令制限」など、分野ごとに攻略していきましょう。

1問5分ルールでテンポを守る
忙しい社会人が1問に10分以上かけるのはNG。分からない問題はすぐに解説を読みましょう。
「分からない→解説読んで→仕訳→次の問題」のテンポが大切です。

解いた問題は「A:完璧、B:まあまあ、C:自信なし」で仕分ける
「B・Cランクの問題だけ復習」で効率倍増。繰り返しやることで、記憶が定着していきます。
完璧になった問題はやらなくても大丈夫です。(模試を受ける時に見ればOK)

よくある質問(FAQ)

Q
過去問だけで合格できますか?
A

結論できない。最近の権利関係(民法)の問題が難しくなっており、過去問だけではカバーできない。できるならオンラインの通信講座を受講した方がいい。

Q
解けない問題が多くて心が折れそうです…
A

私も最初はボロボロです。模試では50問中28〜32問しか正答できず結局試験当日まで合格基準点を取ることはできませんでした。むしろ間違えた問題に出会えたことを「ラッキー」と捉えてださい。諦めないでください。

Q
過去問アプリでも効果ありますか?
A

スマホでスキマ時間に問題が解けるので◎
特にスタディングのアプリはAIで自分の苦手な問題を知れて出題されるので全員におすすめしたい。

「何年分やるか」より「どう活かすか」

宅建の合格者に共通しているのは、過去問を繰り返し、体系的に理解しているということ。

大切なのは「10年分やること」ではなく、「5年分を深く、反復してやること」です。

そして、自分に合った問題集を選び、スキマ時間に1問ずつでも進めること。

あなたもきっとできます。今日から1問ずつ、始めてみませんか?

コメント

タイトルとURLをコピーしました